ユニフローラ
フィフィ
カランコエ
カランコエ フィフィ
スマホは横向きのほうが見やすいかもしれません
■育て方/栽培/ケア■
※原種のK. unifloraはつる性の着生植物です。
※フィフィは栽培業者Queen®によるユニフローラの改良品種です。
●分布(原種K. uniflora):マダガスカルの砂漠や乾燥した低木地帯と言われているが、下の地図(Fig21)にあるように湿潤な森林地帯で多く観察されているようです。
カランコエは人体に有毒です。
カランコエはペットにも有毒です。
●PHI-PHI:室温が35℃を超えると枯れてくるようですので、夏は野外の涼しい日陰に置くなどの対策が必要かもしれません。
(原種のK. unifloraは更に高温に弱いかも)。
●日照時間の短い時期。カランコエの開花には1日10~14時間の中断の無い暗闇が必要です。
●交配種PHI-PHI:5~35℃。
●原種K. uniflora:標高800~1000mの森林地帯での観察例が多く耐暑性が高くない可能性があります。
●夏以外は直射日光が当たっても大丈夫。
●1日6時間以上日光に当てる。
●短日植物、必ずしも冬に咲く訳ではない。
●長時間(≧14h/日)明るい所に置くと開花しない。
●昼夜の長さを操作する事で、花を咲かせられる。
●換気を良くする。
●通気性良く有機物が多い培地。ピートモス/パーライト/砂を多く含む軽い土
●pH:6.0~6.5
●亜鉛/カルシウムが必要、リンが多すぎると亜鉛欠乏症が悪化する。
K. unifloraの観察例がある地域
※:iNaturalistでの観測数です(赤部)。計10件全て標高800-1000mの森林地帯です。
※上記地域にしか自生してない訳ではありません、上記の場所は国立公園の観光ルートの為観察されたものと思われます。
●過湿厳禁のようですが乾燥しすぎなうようにする。
●K. unifloraの自生地ではそれなりに湿度があるようにも思われます。着生植物ですので根の過湿は良くありませんが、ある程度の空中湿度があった方が良いのかもしれません。
●育てている印象としてフィフィはK. manginiiより乾燥に弱いと感じます。
●寄せ植えはしないほうが良い。
●挿し木で増えます。
●PHI-PHIは気根があまり伸びず着生させにくいようです。
【交配種フィフィについて】
※栽培業者Queen®による説明です。(注釈はLa Hayca)
●雨、干ばつ、風、日陰、直射日光に耐えます(注:業者所在地デンマークより低緯度の日本では夏場の直射日光には耐えられない可能性が有ります)。
●5 ~ 35 ℃ の温度耐性(注:35℃は真の限界値のようです。)
●枯れた花をそのままにしておくと、最初の霜が降りるまで、植物は何度も咲きます。(注:日照時間が短い期間)
シノニム
Bryophyllum uniflorum
Kitchingia uniflora
Bryophyllum ambrense
Kalanchoe ambrensis
Kalanchoe uniflora var. brachycalyx
※homotypic synonymとheterotypic synonymです=受け入れられていない名前。
マダガスカル北部の気候
●マダガスカル北部森林地帯にK. unifloraの観測数が多かったので、そのエリア内にあるAmber Mountain National Park(アンバー山国立公園)の気候について調べました。
●航空写真にある通りAmber Mountain National Parkは濃い緑に覆われた森林地帯です。
●平均気温は13~26℃で一年中安定している。日本よりもはるかに穏やかな気候で、Amber Mountainに自生している植物は暑さにも寒さにも弱い可能性があります。
●日照時間は日本よりもはるかに長い。
●植物にとっては全体的に日本の気候よりはるかに恵まれている環境のようです。
●参考
・観測エリア地図(Fig21):iNaturalist<https://www.inaturalist.org/observations?place_id=any&subview=map&taxon_id=431206>
・東京の気象データ:気象庁(2022年)<https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=2022&month=&day=&view=a1>
・アンバーマウンテン国立公園の気温/日照データ:NOAA<https://www.ncei.noaa.gov/>
・アンバーマウンテン国立公園の降水量データ:SafariBookings<https://www.safaribookings.com/amber-mountain/climate>
Rainfallのグラフを目視で読み取り再グラフ化(数値はかなりいい加減です。)
●画像ID: ①著作者②作品名③ライセンス形態④備考⑤URL
・Fig4:①kristaoswald②Madagascar Pygmy-Kingfisher③CC-BY-NC④翻案⑤https://www.inaturalist.org/observations/64953354
・Fig6:①oudejans②Kalanchoe uniflora③CC-BY-NC④翻案⑤https://www.inaturalist.org/observations/36849576
・Fig7:①lisamoreno34②Kalanchoe uniflora③CC-BY-NC④翻案⑤https://www.inaturalist.org/observations/29812877
Fig:マダガスカルヒメショウビン
●Template: E3
●P:g-s_F00(_ref)-WxH-res
▼E:N
▼P(wpMeta):N
▼URL:N
コメントを残す