カーリー
ケリー
ホヤ カーリー
ハートホヤ
スマホは横向きのほうが見やすいかもしれません。
■育て方/栽培/ケア■
《大型》
●分布:東南アジアの高湿度だが乾季のある地域。つる性着生植物/石生植物。
●和名:シャムサクララン
人体には無毒。
樹液と花に微毒があり鳥などにはよくないかもしれません。
●栽培は容易。
●かなり成長が早い。10m以上にはなる。
●春~夏、2週間咲き続ける
●花は蜜が多く、たれる(汚れます)。
●冬は休ませないと翌年開花しない。
●開花にはリンの多い肥料を使う。
●蕾の時に植物を動かすと花が枯れる事がある。
●毎回同じ場所から開花するので開花する部分を切り取らない、切り取ると新しい茎が生えてくるが、茎の成長に時間とエネルギーを消費し次の開花まで時間がかかる。
●10℃以上、熱帯植物で高温には強く真夏でもどんどん成長します。
・中国南東部(緯度が九州より北まで)にも移植しているのでもう少し耐寒性がある?霜には非常に敏感らしい。
●10,000~20,000lux
●暗い環境では成長しないが十分な光量があると急速に成長する。
●斑入品種はより多くの光が必要。弱光では班が消える。
●下段のYouTubeでは熱帯の直射日光が当たる樹上に着生しているのが分かります。20,000luxどころではないと思われます。
●直射日光に当てる場合は徐々に慣らした方が良いです。
●高湿度を好む(65~85%が理想、40%でも問題なし)。
●着生植物の為、土中の根の過湿はよくない。
●冬には十分な空気の流れでかなり乾燥した状態に保つ、冬でも高温多湿だと翌年開花しにくい。
●土壌:pH6~7
・有機質は少ない方が良い。
・着生植物なのでヤシの実の繊維(ベラボン等)で栽培する業者もいる。
・ホヤは石灰に敏感ともいわれるが本種は石灰岩地域にも自生している。
●肥料:与えすぎはよくない。
・生育期にはカリウムとリンが豊富で窒素に乏しい肥料が良い。
●頻繁な植替えはしない。
●極力根を傷つけない。
●ホヤは根が張っていると開花しやすいので大きすぎる鉢は避ける。
●開花中も植え替えをしない。
●ハート型の葉っぱだけの物は成長しない。(根は伸びるので2年くらいは生きるようですが)。
●極力つるを切らない。
●ホヤは空気の浄化能力が高く、ベンゼンやホルムアルデヒド等の揮発性有機化合物 (VOC) を効果的に除去する。
●葉の状態と原因
・カールする:水量が不適切/浸水/温度ショック
・黄変/しおれる:過湿
・黒斑:過湿/真菌感染 (ニームオイルで治療)
・大きな固い班(茶又は白):日焼け
・大きな柔らかい班(茶~黄):真菌感染
・新葉が枯れる:気温の急低下/乾燥/日照不足
シノニム
・Hoya obovata var. kerrii
※homotypic synonymとheterotypic synonymです=受け入れられていない名前。
自生地のタイでの様子
【タイのYouTube】(栽培方法)
何を言っているのかわかりませんが、”ハート型の多肉植物”のイメージからかけ離れたつる性植物でかなりの直射日光が当たる環境で成長しているのが分かります。(3:05-3:20)
Hoya kerrii はタイ語で โฮย่าใบห้วใจ (ホヤ バイ フア ジャイ)のようです。
โฮย่า: ホヤ、ใบ(ใบไม้): 葉、ห้วใจ: ハート
タイのดอยช้าง(Doi Chang)の山頂付近で多数自生しているそうですがStreet Viewでは見つけられませんでした。
成長過程
●購入:2023/4/22 2株
●植替:2023/5/6
●鉢?:メッシュバスケット
●培地:バークSサイズ(6~9mm)
●肥料:モルコート
●給水:毎日(春から秋)、夏は1日2回
●日照:株Aはレースのカーテン越しに西日が当たる場所、株Bは6月頃から野外の朝夕に直射日光が当たる場所。
※メッシュバスケット+バークでは保水性があまりなく、成長期は毎日水やりが必要です。
●成長が遅いとの事で購入しましたが実際には結構成長が早いです。
●2株ともつるは3ヶ月で60cm位伸びました、1日に6㎜以上伸びている事になります。
●つるはまっすぐに伸ばさずに朝顔の栽培のようにらせん状に成長させた方が良いかもしれません。
●野外で育てている株のみ花芽が出てきました。花を咲かせるならそれなりに日光に当てた方がよさそうです(8/21開花)。
●開花時のつるの長さは約1mで、Hoyaの開花の定説通りです。
※ホームページを検索すると「成長が遅い」と書いてあることが多いですが、GreenSnapやツイッターなどでは「つるが伸びすぎ」という内容が結構多いです。
※発芽後2~3年は開花しないとの情報もありましたが本当でしょうか?
株A
株B
シャム
●ホヤ カーリーの和名の”シャムサクララン”の”シャム”とはタイの昔の呼び名で、現地では”サイアム”と発音します。
●画像はタイのカンチャナブリの泰緬鉄道、映画「戦場にかける橋」で有名ですね。
●画像ID: ①著作者②作品名③ライセンス形態④備考⑤URL
・Fig19:①woraphot②Hoya kerrii③CC-BY-NC④翻案⑤https://www.inaturalist.org/observations/149542019
・Fig45:①randai②Hoya kerrii③CC-BY-NC④NC⑤https://www.inaturalist.org/observations/88348445
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